いただきものの花を飾りました。ひまわりが、まるで太陽をそのまま映したかのように輝いています。その隣には、小さくも愛らしいオレンジ色の花が寄り添い、緑の葉が涼やかに伸びて、夏の盛りを感じさせてくれます。
ひまわりは「太陽の花」と呼ばれるだけあり、眺めていると心が明るく照らされるようです。夏を象徴する花ですが、立秋を過ぎた今となっては、季節の名残を伝える存在にも思えます。まだ日差しは強いものの、夕暮れには風がやわらぎ、ひまわりの黄金色も少しずつ秋へと移ろう気配を帯びているように見えます。
お客様からいただいた花は、ただの贈り物以上に、その方の心が宿っているようで、店に温もりを添えてくれます。ひまわりの花言葉は「敬慕」「あなただけを見つめて」。その真っ直ぐな姿は、人と人とのご縁の尊さを思い起こさせます。
こうして日々いただくお気持ちを大切に、季節の移ろいを感じながら、お客様をお迎えしてまいりたいと思います。
